Jimmy Cliff @ Billboard Live Tokyo
James Blake @Studio Coast
MUSE @ SUMMER SONIC
Metallica @ SUMMER SONIC
Imaginally Softwoods @ Labyrinth
MALA in LIVE @ Unit
Elimaj @ Cotton Club
Me’Shell Ndegeocello @Billboard Live
Raul Midon & Richard Bona @ Blue Note Tokyo
Paul McCartney @ Tokyo Dome

ベスト・ライブとなると俄然ロック系が今年は多かったです。エレクトロ系も良いんだけど、ライブとなるとどうしてもバンドのエネルギー感には叶わない気がするんですよね。あとジャズ系はやはり演奏の表現力が深いので、パフォーマンスとしては優れていると思います。Jimmy Cliffはあの歳で(62歳だっけかな?)でまったく衰えないステージングに涙し、James Blakeは1stの頃とはまた違う、少しオーガニックな演奏に確かな成長を感じました。MUSEやMetallicaといったロックフェスのヘッドライナー級のバンドはさすがに圧倒的なステージングでした。Labyrinthでの個人的なベストアクトだったJohn ElliottのImaginally SoftwoodsはOuter Spaceとはまた違ったメランコリックなシンセ・ドローンを聴かせてくれたし、MALA in Liveは予想以上にダブステップ&キューバ音楽の生演奏の相乗効果に驚かされました。
ジャズ系で良かったにはNYの新鋭Elimaj、先述のJames Blakeから梯子して観に行ったのですが、しなやかなグルーブのフューチャー・ジャズは、ブレイクに遜色のないほど魅力的で、Me’Shell NdegeocelloはNina Simoneのトリビュート・セットを披露し、久々にベースをたくさん弾きながら歌う姿と、その類い希な演奏力に心を奪われました。超一流プレイヤーの共演であるRaul Midon & Richard Bonaは、もうこれでもかという卓越した演奏と表現力で、才能にあふれた優れたミュージシャンの素晴らしさを改めて実感できました。最後はPaul McCartney。セットリストの2/3はビートルズの曲。やっぱり他のバンドではなし得ないスーパー・ヒット曲のオンパレードと、70歳を超えて3時間近くのステージを熱演したPaulの無尽蔵のパワーにひたすら圧倒されました。

まだまだたくさんのライブは観ていますが、ベスト10とすればこんな感じでしたね。思い返してみると、今年も良い音楽にたくさん出会うことができた良い年だったと思います。来年も引き続き良い音楽やライブに出会えるようしっかりアンテナをはって臨もうと思います。それではみなさんも良いお年をお迎えください。